部活動の保護者会には「子供はサッカー部に入ったけれど、私が入ったわけじゃないんだから子供たちで勝手にして欲しわ・・・」「お茶汲みとかあるんでしょう?行きたくないな~」なんてネガティブなイメージが先行してしまいますよね。
でもまだ中学生。すべてが自分たちで出来るわけではないのも事実。
まぁ先ずは怖がらずに、どんなことをするのか知ることが大事ですよ。
役員
保護者会役員(一例)
会長/1名
先生と保護者間の連絡。歓送迎会などの行事の差配。
副会長/2名
会長補佐。
会計/1名
部費、遠征費などの徴収。会計帳簿管理。
配車係/各学年に1名
試合毎の保護者送迎係の手配。
保護者会役員は一番際小規模でも6~7人は必要となります。引き継ぎのことも考えて、全学年織り交ぜて構成しているところが多いでしょう。
仕事の度合いは学校によって様々で、年に数回先生と連絡を取ればいい程度のところから毎週のように打ち合わせがあるようなところもあります。
とはいえ今はラインやメールを活用しているところも多く、先生との連絡や保護者間の試合日程の把握なども一斉に連絡を回すことができます。
持ち回りの役割
ビデオ撮影係
お茶当番
送迎係
駐車場誘導 など
よくあるのは試合時の車だしです。都心の学校では子供達だけで電車を使って移動しているところもありますが、大抵の学校は保護者数名が車を出しています。理由の一つに荷物の多さもあります。
自分の荷物
ユニフォーム
帰りの着替え
スパイク
シンガード
タオル
水筒
弁当
ゼリー飲料、カロリーメイト、熱中症予防の飴 など
部で持っていく荷物
ボール
ウォーターキーパー(大型のジャグ)
スクイズボトル
氷
テント
メディカルバッグ など
サッカー部は荷物がたくさん。特に夏場はかさばるものが多いので公共バスに乗っての移動は難しいでしょう。
グラウンドも駅から離れたところも多いので必然的に車が主な移動手段。
仕事の都合や車の所持の有無などで、止むを得ず車を出すメンバーがほぼ決まってくるという場合もあります。不公平さをなくすため車代(ガソリン代)を出しているところもあります。
送迎だけすれば間の時間は家に帰るというところや、試合の観戦が強制という保護者会もあります。
ビデオ撮影やお茶当番は試合を観戦しつつ出来る仕事なので、車で送迎した保護者がそのまま残って務めることも多いです。
しかしこれは道具さえ揃えて入れば中学生にも出来ますので、最近では保護者が関わらないというところも多いようです。
自分の学校で練習試合をする場合、来校した車を誘導する係が必要な学校もあります。試合にでない1、2年生が誘導係を務める学校も多いのですが「車の側は危険だから」「生徒は練習優先」などの理由で保護者が務めるところもあります。
懇親会・卒部会
保護者主導で懇親会などをが開かれます。
考えられる行事
1年生歓迎会
中体連壮行会
暑気払い
正月の初蹴り
3年生卒部会
保護者のみの懇親会
以上のような行事が考えられますが学校によっては生徒と先生だけで行い、全く保護者が関わらないところもあります。
歓迎会や壮行会などを飲食店で行う場合、日程の調整やお店を予約して参加者からお金を集金するのは保護者の仕事となります。
BBQをしたり、豚汁の炊き出しをしたりの準備が大変なイベントがある保護者会もあるでしょう。
卒部会では
シンプルな場合 お別れ試合をして終了
準備が多い場合 お別れ試合の後食事会。DVD、記念グッズ、寄せ書きなどを作成して卒部生に渡す
など、部によってやり方が全く違います。ただし、前年度派手に行った場合「今年はシンプルに」とはならないのが悩ましいところ。「私たちが送り出した時はあんなに頑張ったのに、今年は何もしてくれない!」なんて最後に揉め事は面倒ですからね。
最後に
色々保護者の役割を書いてきましたがどうでしたか?案外やることがいっぱいあって心配になったという人もいるかもしれません。しかし、上記のような役割がほとんどない保護者会もあります。3年後に次男が入部したら長男の時とは内容も雰囲気も全く変わっていたというところもあります。
また、保護者全員が協力的であれば1家庭の負担は少なくなります。問題はコミュニケーションが取れていない保護者会で、特定の人間だけが仕事を強いられる場合。そういうところから不満がたまり、さらに雰囲気が悪くなるという悪循環に陥ることも。
保護者会の風通しがよければ、無駄な手伝いも全員で無くしていく方向へと向かわせることもできます。保護者会の中から新しいお友達ができるかもしれません。
近年は出来るだけ保護者の負担をなくしていく方向に進んでいます。保護者会に顔を出してなぜ行われているかわからない「前年の踏襲」をなくしてより過ごしやすい保護者会にしていってはいかがですか。