私は、文化系の部活だったのでソフトテニスの事を全く分からず、保護者会ってどんなことをするの?と不安に思うことがありました。子供たちの部活動を応援するというのは判るのですが、どれくらい関われば良いのでしょうか?
息子の学校を例にして、保護者会についての情報をご紹介します。
役員
保護者会の役員(一例)
会長/1名
4月に3年生の保護者から決める。(前年に副会長をしている人から選ぶのが慣例となっていました)先生と相談しながらソフトテニス部の運営などに関わり、決定権もあります。
副会長/3名
4月に各学年の保護者から決める。2年生の副会長は次年度の会長候補で主に会長の補佐をする。主にそれぞれの学年の連絡係として他の保護者とやり取りする。
会計/2名
1年~3年までの保護者から2名選ばれる。ソフトテニス部保護者会の回避徴収など。(部費は学校側で集めて管理)試合時のお弁当代や飲み物代、バス代などを集めたり支出したりする。3年生引退後の総会で決算報告をする。
監査/2名
1年~3年までの保護者から2名選ばれる。会計の決算報告が間違っていないか領収書と報告をチェックする。
息子のソフトテニス部では、会長のリーダーシップが強かった為、どんどん役員や行事、運営などが決められていく感じでした。役員になるのを嫌がる人もいらっしゃったので、おのずと役員になる人が毎年同じという傾向があり、ずっと同じようなメンバーで保護者会を運営していました。
役員が先生と協議して試合会場への交通手段や食事の手配等を決定する為、バスなのか車なのか?送迎が必要なのか?グループラインや学校の連絡方法で小まめに他の保護者と連絡を取り合うようなこともあります。
会長や副会長は役員の中でも連絡や会議などで忙しく、会計は経理関係ができる職業の人が選ばれます。監査は年に1回だけ監査をすればいいので、比較的楽で役員の中でも希望者が多かったです。
息子のソフトテニス部では、普段の練習には保護者が行くような事はありませんでしたが、試合や合宿、遠征などでは役員を中心に保護者会もサポートする体制が出来ていました。
持ち回りの役割
送迎係 3名 各学年から1名
弁当係 3名 各学年から1名
卒部係 3名 各学年から1名
送迎係は、送迎できる保護者の管理や子供達の割り振りなどをしていました。
まず、試合に行ける保護者で車を持っており自分の子供以外の子供を乗せられるかどうかチェックします。他に何人乗せられるか聞いて、子供を割り振るような感じです。
試合に向かう際は学校に集まって送迎係が表を作り、誰はどこの家の車という風に案内する事もありました。
弁当係は、試合や遠征の際の弁当の決定やおやつ・飲み物の購入や管理を行います。
弁当はアレルギーの子供以外(アレルギーの子供は保護者が準備)の全てを手配し、受け入れから配布まで弁当係の差配です。試合中にタイミングを見ながら、バナナや飲み物を配り、熱中症対策をすることもあります。
保護者からスポーツドリンクなどが差し入れられる事もあったので、それらの管理もしていました。
弁当係は夏場など家から大きなクーラーボックスを持って来る事も多かったです。基本的に試合の時は弁当係が1人は必ず一緒に行きます。
卒部係は、3年生が引退する時の卒部会の企画や会費の徴収、それぞれの試合での写真を撮ったり、DVDにして配ったりします。
卒部会だけではなく、保護者会の飲み会の段取りをすることもありました。出欠を取り、どれくらいの参加人数になるかや、記念品の選定も卒部係が行います。
慰労会・卒部会
保護者間の交流や保護者と先生とのコミュニケーション、部員同士の仲間意識の向上や先輩後輩との触れ合いを目的に慰労会や卒部会などが行われます。
考えられる行事
新入部員の歓迎会
地区大会後の慰労会
3年生の卒部会
保護者の懇親会
役員が日程などを決定し、人数や規模に応じて卒部係が会場の手配などをしていました。例えば、新入部員の歓迎会は地区の公民館を借りて、お弁当やお菓子を皆で食べ、1年生の部員や保護者との交流を目的に行われます。
3年生の卒部会は私達の年代ではホテルの一室を借りバイキング形式で行いました。卒部係が中心になって企画しますが、3年生の卒部会なので、1年と2年の卒部係が中心になります。3年生の子供達に記念品を準備したり、1年間撮りためた写真でDVDを作ったりします。
保護者の懇親会では、卒部係が多忙な場合、幹事を指名できたので、他の保護者にも協力をしてもらい開催するような感じです。卒部係は参加人数が用事や体調などでコロコロ変わる為、他の保護者と連絡などをやり取りする事も多くあります。参加費などは会計が管理してくれるのでお金の事で卒部係が困ることは少ないです。
最後に
息子の入ったソフトテニス部はベテランの役員が多かったので、運営もスムーズに行われ保護者の役割もきちんと決まっていました。
ただ、会長をはじめ役員の方は保護者会の会議が試合前や合宿前、卒部会前などが多かったので、負担もあったのではないかと思います。
役員以外でも係としてサポートする事があるのですが、試合などに子供が小さくて連れて行けない場合や子供の体調が悪くて参加できない場合等、他の保護者に協力してもらう場面も結構あります。普段から保護者同士のコミュニケーションが取れると、困った時に助けてもらえるので大事だと痛感しました。
保護者の中には、どうしも役員や係に忙しくてなれないし試合に行くのも難しいという人がいます。確かにそれぞれの家庭の事情などがあると思いますが、保護者同士の連携で得られる事も多く、親同士の仲が良いと子供同士も仲良くなります。役員や係は大変な面もありますが、率先する人に押し付けるのではなく、自分なりにできる事をやって、子供の部活動が上手く行くようなサポートをする事がかわいい我が子の為につながると思いますよ。