吹奏楽部

吹奏楽部の保護者会の役割は?

ホルンの写真

子供が吹奏楽部に入るのはいいけれど、保護者の出番はどれくらいあるの?なにをするの?そんな疑問を解消できるように、父母の役割についてまとめました。

中学生になって子供も成長したとはいえ、全部のことを子供たちだけでするのは無理があります。そのため部活動には多かれ少なかれ保護者が関わることになります。「運動部は練習試合が多くて、毎週送迎があるって聞いたけど吹奏楽部もあるのかな・・・」「保護者会があるらしいけど、どんなことをするんだろう?」いろいろ気になりますよね。

吹奏楽部には保護者のサポートがどのくらい必要なのか、参考のためうちの子の吹奏楽部の保護者会の仕組みと役割を紹介します。

役員

保護者会役員(一例)

会長/1名
先生と保護者間の連絡。3年生の保護者から選出。定期演奏会などの行事の差配。

副会長/3名
会長補佐。各学年から1名選出。

会計/2名
部費の徴収。楽器メンテナンス費や楽器購入積立金の管理。会計帳簿管理。

うちの子の吹奏楽部保護者会の役員は、3年生の保護者を中心に構成されていました。各役職のリーダーが3年生保護者で、1、2年生の保護者は3年生の保護者について役員の仕事を覚えて引き継いでいくという感じです。そのため1年生で役員になった方は、そのまま3年間なにかしらの役員になることが多かったです。

保護者会長は、部の行事の総括を担当します。顧問の先生と相談して日程やタイムスケジュールを決定します。必要な場合には書面で各家庭に連絡をします。

副部長は会長の補佐をします。会長が忙しい時には代わりに書面の準備やラインやメールで他の保護者に連絡をします。送迎車の割り振りなど細かい仕事を分担しておこないます。

会計は部費の徴収や部活動にかかる様々な経費を取り扱います。吹奏楽部は新しく楽器を購入すると特に金額が大きく動くため、しっかりとした管理が必要です。

 

サックスとケース

部内のラインやメールで連絡を取り合って連携して動いているので、役員になっても頻繁に学校に出向くようなことはありません。みなさん上手く役割を分担しているので、仕事をしながらでも役員をこなすことができます。逆に役員になっていなくても、できることは色々とあるので「役員だから大変!」というようなことは、うちの子の部の場合にはありませんでした。

吹奏楽部は、コンクール前や定期演奏会の前など保護者の手助けが必要な時期がハッキリしているのでサポートがしやすいという特徴もあります。

持ち回りの役割

水分補給の水

弁当係
送迎係
写真・DVD注文係など

通常の土日の練習などであれば弁当は各自で準備しますが、学外でのホール練習やコンクール出場の際には部費で弁当を準備することもあります。弁当係の仕事の内容は、必要な弁当の数の確認、弁当の発注、当日の受け取りと支払いなどです。顧問の先生や外部講師の分の弁当を準備をすることもあります。またアレルギーなどがある子供には別メニューを注文するなどの対応をします。

夏の練習の場合には、弁当の他にお茶やスポーツドリンク、アイスなども部費で用意することもあります。うちの子の吹奏楽部は個人の差し入れが禁止されていましたので、必要な場合には部で購入していました。以前は差し入れOKでしたが、保護者の中で差し入れが通例化してきたので話し合いの結果、今の形になりました。差し入れの品がカブって消費しきれないことも度々あったのも理由の一つです。差し入れのことで気をつかったり悩まなくていいので、とても楽になりました。

お弁当の差し入れ

学外に移動する際には、保護者数名が車を出して部員を送迎します。公共交通機関を使用する学校もありますが、吹奏楽部は楽器や楽譜など荷物が多く移動が大変なため、より確実に移動できる方法として保護者の送迎が一般的です。長距離の移動の場合には貸切バスをチャーターする方法もありますが費用がかかるので、うちの子の部ではできるだけ保護者の送迎でまかなうようにしています。部にかかる費用を少しでもおさえるために、保護者みんなで協力をしているんですよ。

送迎係は必要な場合に、その都度募集をします。うちの子の部では、送迎をしてもらう車の運転手に、乗せてもらう部員が車代として1回200円支払うルールでした。往復だと400円ですね。他の部活では車代でトラブルになることが多いと耳にしましたが、うちの場合は距離が長い時や駐車場代は部費の方から補填をしていたので、車を出した保護者から不満が出ることもなかったです。車を出せる保護者が協力して送迎をしますが、どうしても車が足りない時にはタクシーなどで補っていました。

写真・DVD注文係は、コンクールの写真・DVDの注文を取りまとめる係です。写真やDVDは学校ごとにまとめて一括して注文するので、注文をとり代金を集金します。購入した写真やDVDは学校に届くので注文した家庭に配布します。

どの係も、その時にできる保護者が協力しておこなっていたので割とスムーズでした。ラインやメールでこまめに連絡を取り合えるので負担も少なかったです。保護者のチームワークが良いと部活動をスムーズに進めることができますし、なにより部の雰囲気も活気が出るので無理のない範囲で関わっています。

慰労会・卒部会

仕出しの料理

保護者主導でコンクール後の慰労会や3年生の送別会に当たる卒部会などが開かれます。

考えられる行事

1年生歓迎会
コンクール後の慰労会
3年生卒部会
保護者のみの懇親会

うちの子の学校では生徒が同席する場合には、保護者のアルコールは禁止という決まりがあります。飲酒をするのは保護者のみの懇親会だけということになります。そのためコンクールの後には顧問の先生と部員と保護者で1回、別日に顧問の先生と保護者だけでもう1回慰労会をすることもありました。飲みたい保護者が多かったので子供抜きで開催しましたが、盛り上がってチームワークも深まり楽しかったです。

各会の幹事は、参加人数をチェックして会場の手配をします。日時を全員に案内して、会費を事前または当日徴収します。幹事が会の司会を担当することが多いです。保護者会長が幹事をしたこともありましたが会の中で会長挨拶があるので、他の保護者が司会をした方が流れがスムーズでした。

3年生卒部会については、3年生の送別会なので1、2年生の保護者で会の準備をします。例年3年生には花束と寄せ書き、記念品をプレゼントしています。寄せ書きについては下級生が自分たちで用意をするので、花束と記念品の準備を保護者がしました。

送別会の花束

うちの子の卒部会では、その年の活動をまとめたDVDを流します。編集は保護者がおこないますが、得意な人がいない場合にはDVDがない年もあったそうです。その代わりにコンクールのDVDを流すので、卒部会の会場には映像を流せるモニターなどの設備があるところを選んでいます。基本的な会の流れは毎年同じですが、下級生が出し物をしたり、楽器の演奏をしたりする年もあるので、その場合にはステージがある会場や大きな音を出せる会場を探します。

最後に

吹奏楽部の保護者の役割について、まとめてみました。色々と係がありますが、うちの子の吹奏楽部の場合は基本的に複数の保護者と一緒に係をするので、一人だけで仕事を抱えるようなことはありませんでした。保護者会の規模や役割も学校によりますが、保護者の負担が大きすぎると保護者会自体がうまく運営できなくなります。そうなると子供の部活動にも影響が出てしまうので、役割を分担し協力しあって上手に運営していけるのが理想ですね。

子供の部活に駆り出されるのは億劫だと感じることもあると思います。ですが、保護者会の雰囲気やチームワークが良いと、部活自体も順調に活動していくことが多いです。また保護者会を通じて、子供の部活がどのようなものなのかを理解できたり、子供と部活のことについて会話ができたりするのでメリットも大きいですよ。

私自身は保護者会は、とにかく面倒だなと思っていました。でも、部活に打ち込んでいる子供の力になりたいと思うようになり、懇親会のお手伝いなど簡単なことから始めてみました。部員の顔と名前を覚えることができたり、他の学年の保護者の方と仲良くなって部活のことだけではなく、学校生活のことなどもいろいろ教わることができて良かったなと思いました。私自身は吹奏楽は未経験だったのですが、今では楽しく子供の部活をサポートしています。



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